動的スケール – 即時、フレキシブル、直感的にスケールを調整できる
これって何?
動的スケールとは、目盛りやスケールをカスタマイズし、それに既に作成したプロジェクトでも、随時HMIの上で動的にスケールの上下限値を調整することができるオブジェクトです。メーター、棒グラフ、XYプロットなどと組み合わせて使用することで、プロジェクトの画面をより豊富にさせます。
応用例
ファクトリーオートメーション業界でよく見られたマルチメーターを例に挙げます。このマルチメーターは、装置一個で三種類の用途に使われ、電圧、電流及び電気抵抗率を測定することができます。[動的スケール]機能を通じれば、HMIの上に一個のメーターオブジェクトだけで、各種のスケールを表示することができます。下図に示した通り、[動的スケール]で運転中のHMIでスケールの上下限値を調整することができ、一個のオブジェクトだけで異なる測定モードのスケールを表示することが可能になります。そうしたら、HMI画面でのオブジェクトを削減でき、プロジェクトのデザインを簡素化させます。
マルチメーターをデザインすることに、従来の場合と、動的スケールを使用する場合の違いを見てみましょう。
**従来の場合**
即時にスケールを調整する機能がないので、全てのスケール数値を事前に設定する必要があり、それにスケール数値を表示するのにより多くの画面スペースを占めます。
**動的スケールを使用する場合**
HMIで即時にスケール数値を調整することができ、異なる測定項目を一個のオブジェクトで表現することが可能になります。事前でスケール数値を設定する必要がなく、プロジェクトのデザインもより簡素化になります。
もっと多くの情報
Demo Project
User Manual