cMT-SVR-200 – 無線LAN機能搭載のcMT-SVR新機種で、工場内の配線課題の解決に最適

 

WeintekのcMTシリーズは、長年の研究開発により多様な機能を増やし続けており、現在IIoTの領域で広く採用されています。

cMTシリーズの機能を使用する条件はインターネット通信完備の環境ですが、全ての工場が設立当初から通信環境を考慮に入れていたとは限りません。そのためシステムをアップグレードしようとしても、多くの事例でLAN配線の制限があったり、そもそも配線自体に適していない環境という可能性すらあります。

移動型プラットフォームに設置するアプリケーションなどがその一例ですが、この場合最適な解決方法は、Wi-Fiによるインターネット接続です。

このような課題に対するソリューションとして、Weintekは新機種cMT-SVR-200をリリースしました。

cMT-SVR-200はcMT-SVR-100をベースとし、Wi-Fi機能を搭載しています。

cMT-SVRシリーズは、従来の一対一のモニタリングシステムから脱却、完全なスクリーンレス機種として、Weintekの革新的な技術を世に知らしめた画期的な製品です。

この度の新製品であるcMT-SVR-200はそのcMTシリーズの特長を備え、一対一、多対一のモニタリングを完璧に実現しています。

機能の例を挙げると、cMTViewerはタブレット、スマートフォン、あるいはPCを介して簡単に効率よく装置を操作、ユーザーが工場外にいる場合はEasyAccess 2.0によって装置を遠隔操作・監視し、遠隔地にあるPLCをパススルーで接続することも可能です。

本体はスクリーンレスの設計で、装置の制御盤内に直接取り付けることができる為、スクリーンの劣化問題を回避。装置上にスクリーンが必要な場合はcMT-iV5を設置することで対応します。

さらに、前機種に比較して入力電圧範囲が広くなったため、より多くの電源環境に対応することが可能になりました。

Wi-Fi機能は802.11b/g/n通信規格及びWPA/WPA2暗号化方式をサポートしており、複雑なFA環境においても、効果的で正確かつ安全に重要なデータを転送できます。

cMT-SVR-200は、LAN配線などでお悩みのユーザーにとって最新のチョイスです。

次世代のヒューマンマシンインターフェイスである cMT-SVR-200の採用が、皆さまの生産現場システム無線化への大きな一歩となりますよう!

 

 

cMT-SVR-200製品特長

■  産業グレードWi-Fi無線通信
無線LAN規格802.11b/g/nをサポートします。FA環境向けに設計されたもので、大多数のノイズをシャットアウト。
取り外し可能なアンテナ端子は、異なるインストールニーズに対応。サードパーティ製の無線アンテナを本装置に取り付けることも可能です。

■ 通信・I/Oポート
Ethernetポート、USB 2.0 Host、COMポート:COM1: RS-232 COM2:RS-485 2W/4W COM3: RS-485 2W

■  高信頼性
産業グレード保護:マザーボードに腐食防止コーティング及び電源部との絶縁措置。

■  データ保存領域
データ保存用に大容量メモリを提供、外付けUSBディスク/SDカードもサポート。

■  幅広い入力電圧
入力電圧の許容範囲は10.5V~28VDCで、各種の電源環境に対応。

■  数多くの通信プロトコルをサポート
300種類以上の通信プロトコルをサポートしており、異なるメーカーのPLCやコントローラに接続することができます。

■  EasyAccess 2.0
EasyAccess 2.0は遠隔操作監視をサポートし、リモートでHMI情報にアクセス、またはPLCパススルーを実行できます。cMT-SVR-202はライセンス内蔵の機種です。

■  IIoT用通信プロトコルをサポート
MQTTとMODBUS TCP/IP Gatewayをサポートし、システム統合及びクラウド統合に適しています。

 

ソフトウェアバージョン: EBPro V6.02.02以降(ダウンロードする)

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