cMT診断器
ユーザーがcMTシリーズのHMIのプロジェクトをデザインする時、時にはプロジェクトが複雑だったので、出力の結果を検証し難しい、または診断し難しい状況に遭遇します。この場合、cMTの診断器を使用すれば、オンライン・オフラインシミュレーションで、またはcMT HMIでHMI及びPLCのデータを監視・修正できます。
cMT診断器は、以下の操作を実行可能です:
- プロジェクトの各ウインドウ内のオブジェクトの数値を確認する
- オブジェクトに使用されていないレジスタの数値を確認する
- マクロをデバッグする
- cMT HMIでの通信エラーを検査する
診断器を有効にする方法:
cMT Viewer画面の任意の箇所でマウスを右クリックすれば、診断器のメニューが現れます。
cMT HMIを監視したい場合、[システムパラメータ設定]=>[リモート]で診断器を有効にする必要があります。パスワードを入力する必要かどうかのを設定できます。
プロジェクトの各ウインドウ内の数値を確認する:
当該ウインドウにあるオブジェクトがリストされます。しかし、レジスタを使用していないオブジェクト、例えばファンクションキーなどは表示されません。
ここでオブジェクトの数値を変更可能です。
レジスタの数値を確認する:
ウインドウ内に使用されていないが、データサンプリング、イベント(アラーム)、マクロなどの機能に使用されているオブジェクトである場合、Watch機能を通じてレジスタアドレスを新規追加できます。
マクロをデバックする:
TRACE関数と合わせて使用することができます。
診断器のMacroタブでマクロを実行すれば、TRACE関数の実行結果がここで表示されます。(TRACE関数の使用方法については、EasyBuilder Proユーザーマニュアルの18.14章をご参照ください)
cMT HMIとPLCの間の接続状態を診断する:
診断器を通じてcMT HMIに接続する場合、通信できないPLCレジスタがあれば、Value欄にErrorと示されます。これにより、診断器を通して通信にエラーがあるPLCレジスタを探し出すことができます。
対応機種: cMTシリーズ (cMT Gatewayシリーズを含まない)
ソフトウェアバージョン: EasyBuilder Pro V6.00.01以降(ダウンロード)