cMT-G01: HMIのデータ処理能力を備えたスマート通信ゲートウェイ、IIoT環境の構築に加速させます

製品紹介

産業用モノのインターネット(IIoT)のアプリケーション環境において、装置・設備の間には相互に通信し合え、現場側のデータを上位層のデータ管理システム、例えば:SCADA、ERPなどに統合することが求められています。しかしながら、工場内の各装置は全部独自のドライバで接続する必要があり、データ統合が難しくなる状況になってしまいます。

HMIの研究開発に20年以上の経験を基づき、Weintekの研究開発チームが、産業用モノのインターネット内のデータ転送及び統合に対するソリューションとして、産業用モノのインターネット向けスマートゲートウェイ:cMT-G01をリリースしました。cMT-G01は産業用モノのインターネットの標準通信プロトコル:MQTTとOPC UAを統合した上、有効に異なる通信プロトコルを統合・サポートし、装置のデータを取得・分析してから、安全に上位層のデータ管理システムに送信し、それにリアルタイムに装置の稼動状況をユーザーに知らせることができ、工場設備のスマート化に役に立てます。

 

製品の優位性

  • 通信プロトコルの統合・サポート
    他社のゲートウェイが、異なるブランドのコントローラをつなぐにはそれぞれに対応するゲートウェイに合わせなければならないので、設置コストが増加されます。それと比べると、cMT-G01は300種類以上の異なるブランドのコントローラと通信接続でき、それにOPC UAまたはMQTT通信プロトコルを通じて、データを上位層のSCADA/ERPシステムに送信することができるので、市販のゲートウェイが多種の制御装置を統合できないという問題点を解決します。
  • データの取得・分析
    cMT-G01はHMIのようなデータ取得・分析能力を備え、イベントログ(Event Log)を保存するなど、高度なデータ処理を行うことができます。装置間のデータ転送(Data Transfer)(例えば:レシピデータ)を提供する以外、高度な数学演算・論理的な判断を実行するためにマクロ(Macro)を提供し、またはコントローラの生データ(RAW Data)を比率に応じて意義のあるフォーマットに変換することもできます。そのほか、cMT-G01はスケジューラ(Scheduler)により、定時にタスクを誘発することができます。
  • データセキュリティ
    産業用モノのインターネットの標準通信プロトコル:MQTTとOPC UAを備えたcMT-G01は、現場側と上位層の間にデータ通信を行う時に、全過程でSSL(Secure Sockets Layer)で実行し、装置のデータを安全に産業用モノのインターネットに送信できることを確保します。また、cMT-G01がサポートするリモートアクセスサービス:EasyAccess2.0にも、TLS/SSL暗号化通信を採用したVPNトンネルを提供するので、リモートアクセスの過程で各データの完全性を保ち、ハッカーに侵入させないようにします。
  • リアルタイムのイベント/アラーム通知
    cMT-G01はEメールを送信し、工場内の装置稼働状況をユーザーに通知する以外、MQTTの発行(Publish)機能により、装置の最新データやメッセージをリアルタイムに購読者(Subscribe)に知らせることができます。リモートアクセスサービスEasyAccess2.0のプッシュ通知(Push Notification)機能と合わせて使用すると、リアルタイムに装置の状況を構内にいないユーザーに通知することもできるので、監視効率を大幅に向上し、ダウンタイムのリスクを低減します。

製品の特長

  • 高性能
    cMT-G01はRISC-based Cortex-A8 600MHz CPUベースで、コンパクト、低消費電力などのメリットを有します。それに多種のインターフェースポートを提供し、例えば:Gigabitイーサネットポート、RS-232、RS-485接続ポートなど、あらゆるアプリケーションに応えます。
  • リモートアクセス
    cMT-G01はWeintekのリモートアクセスサービス:EasyAccess2.0をサポートします。構内に取り付けられたcMT-G01を通じ、ユーザーは遠隔地で構内にある装置の稼働状況情報を取得、またはcMT-G01と接続したコントローラのメンテナンス及びトラブルシューティングをすることができます。
  • 多様な通信ゲートウェイ
    cMT-G01がModbus通信プロトコルをサポートします。まず、上位層の制御装置がModbus TCP/IPを通じてcMT-G01と通信してから、cMT-G01の中で行われるプロトコル変換(Protocol conversion)により、cMT-G01に接続しているコントローラと通信することができます。そのほか、cMT-G01は産業用モノのインターネットサービス:MQTT Server/ClientとOPC UA Serverを内蔵しています。ユーザーはMQTT/OPC UAプロトコルでcMT-G01と通信すると、容易に現場のI/O装置及びサードパーティ製装置のデータを統合し、上位層のSCADA、ERPなどのデータ管理システムへ発送することができます。
  • ユーザー定義マクロ
    cMT-G01はユーザー定義のマクロ(Macro)を実行し、高度の数学演算や論理的な判断、システムタグ(System Tag)の判読などを行うことができ、装置の稼動状況を十分に把握できます。マクロも変換タグ(Conversion Tag)機能をサポートし、自動的に線形/非線形性データ変換を実行するので、コントローラの生データ(RAW Data)を比率に応じて意義のあるフォーマットに変換することができます。
  • 既存装置をグレードアップし、IIoTに接続
    cMT-G01と合わせて使用すれば、MQTT/OPC UA通信プロトコルをサポートしていない伝統的なHMIはMQTT/OPC UAを通して、装置内のデータをSCADA、またはERPなどのデータ管理システムにアップロードすることができるようになります。

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