オンラインレシピ更新
作業現場での各装置は、異なるタスクにより、夫々のパラメータがあります。包装機を例として、「密封」タスクには:密封温度、密封圧力、密封時間等のパラメータがあります。「包装」タスクには:裁断長さ、包装材質等のパラメータがあります。これらタスクの違いから生じられたパラメータを組合せば、レシピになります。各レシピの中で複数のレシピデータが含められ、例えば:「包装」レシピには製品A-裁断長さ:100cm、包装材質:プラスチックフィルム;製品B-裁断長さ:80cm、包装材質:金属フィルム;製品C-裁断長さ:200cm、包装材質:プラスチックフィルム…等の複数のレシピデータがあり、そのレシピデータがPLCにタスクを実行させるためHMIに保存されることができます。しかしながら、ユーザーがレシピを更新したい場合、現場で各HMIの上で手動でレシピを修正、またはUSBディスク/SDカードを通じて、修正後のデータを各HMIに更新します。こういう仕方が、時間や労働力の無駄になり、手動での入力ミスのリスクも大幅に増えます。
従来のレシピ更新方法の不便さを改善するため、Weintekの研究開発チームがクライアント/サーバーをデータ通信仕組みにした「オンラインレシピ更新」機能をリリースしました。ユーザーはサーバー側のHMI(cMT-SVR/cMT3151)でオンラインで最新のレシピデータを現場クライアント側の全てのHMIを更新し、PLCとのレシピ通信を行います。全ての更新されたレシピがサーバー側のレシピデーターベースから来たので、クライアント側のレシピデータの一致性と安全性を確保できます。特に生産自動化、或いは重複性が高い現場環境では、「オンラインレシピ更新」が現場側のレシピ管理をより簡単化、加速化、標準化させます。
- オンラインでレシピを更新、データの一致性と安全性を確保
現場での全ての装置が必要するレシピを保存するため、サーバー側のHMI(cMT-SVR/cMT3151)はレシピデータベースがあります。ユーザーがレシピデーターベースを更新した後、サーバー側のcMT-SVR/cMT3151は自主にクライアント側のHMIから更新後のレシピデータをダウンロードできます。同様に、ユーザーがクライアント側のレシピを更新したい時、サーバー側のcMT-SVR/cMT3151から最新のデータを取得することができます。
- メンテナンスや管理しやすいCSVフォーマットのレシピデータベースを使用
cMT-SVR/cMT-3151のレシピデータベースは最大100レシピを保存できます。1レシピにつき、最大10000レコードのレシピデータを保存できます。分かりやすいCSVフォーマットでPCにエクスポートしてバックアップ、またはPCからインポートして更新することができるので、レシピのメンテナンスや管理に適しています。
備考:
- サポートモデル:サーバー側:cMT-SVR/cMT3151、クライアント側:iE/XE/mTV/eMT/cMTシリーズ。
- EasyBuilder Proバージョン:05.02以降または最新バージョン。