Weintek Forum Blog

Siemens S7-1200/S7-1500 PLC接続入門

世界中では多くのユーザーがSiemens S7-1200、S7-1500 PLCを使用しています。WeintekはSiemens S7-1200、S7-1500 PLCに通信するために、Siemens S7-1200/S7-1500 (S7CommPlus, Symbolic Addressing) Ethernetドライバを開発しました。今回のチュートリアルビデオでは、どのように簡単にSiemens S7-1200、S7-1500 PLCに通信できるプロジェクトを作成するかを紹介いたします。 まず、PLCのタグをプロジェクトにインポートする必要があります。EasyBuilder Proには2種類のインポート方法を提供します: 直接にPLCからタグを取得します。 [タグ情報を取得]:EasyBuilder Proが直接にPLCからタグを取得するので、タグが取得できれば、HMIがPLCと通信できると示しています。よりまして、PLCが手元にあったら、本方法を              優先にしてタグをEasyBuilder Proプロジェクトにインポートしてください。 本方法を使用する場合、TIA PortalソフトウェアのProjectのProperties設定 » [Protection & Security] » [Permit access...

64ビットデータ型対応

64ビットデータ型対応 デジタル技術の発展につれ、64ビットのデータ型は自動制御機器で常に使用されているデータ型の一つです。現在多くの自動制御機器、特に高精度の応用が必要の場合、例えば:半導体切断、ディスペンシング、原材料運搬…などの作業では、精度の不足で生じる計算誤差を避け、高精度の制御を実現するように、64ビットのデータ型が使用されています。64ビットのデータ型もより大きな計量値を保存することに用いられ、例えば機器のタイマー、スマートメーターの累積電力消費量…なども64ビットのデータ型を使用しています。 WeintekのcMTシリーズHMIはEBPro V6.03.02から、全面的に64ビットアドレスのアクセスを対応し始めています。現在、HMI画面上のオブジェクトは64ビットのデータ型(signed整数、unsigned整数、浮動小数点数)を直接に表示或いは書き込むことができます。同時に、マクロも64ビットのデータ型を対応していて、マクロで同時に64ビットのデータ型と他のデータ型を計算可能で、フレキシブルに活用できます。64ビットのデータ型は既に市販の主流設備、例えば: Beckhoff TwinCAT、CODESYS、MODBUS、Rockwell CompactLogix/ControlLogix、OMRON NJ/NX、Siemens S7-1200に使われていて、cMTシリーズHMIが64ビットデータ型を対応した後、より簡単に市販の様々なシステム設備と高度に統合し、もっと多くの応用に活用できます。 対応機種:cMTシリーズ ソフトウェアバージョン:EasyBuilder Pro V6.03.02以降 注: 64ビットデータ型の使用制限については、EasyBuilder Proユーザーマニュアルをご参照ください。

cMT Diagnoser: 迅速にHMI実行エラーの原因を見つける

HMIのプログラミングには、装置との通信、ロジックの組み立て、データの演算、画面の表示、操作感、及び現在最も話題になっている産業用モノのインターネット(IIoT)の接続…などが含まれていて、一旦ステップのいずれかでのデザインに間違えがあったら、予期しない実行エラーが発生します。 プログラムを開発するに当たり、トラブルシューティングするには、常に開発と比べてもっと多くの手間をかけてしまいます。斬新な診断ツール-cMT診断器は、cMTシリーズHMIプログラムの不具合原因を見つけるために作られた専用診断ツールです。cMTシリーズHMI或いはGatewayに不具合が出た場合、本ツールを使用すれば、簡単に全面的に装置の行為を監視し、迅速にエラーの発生原因を見つけることができ、プロジェクトの開発効率を向上させます。 システムプログラム実行状態の監視 cMT診断器がHMIに接続できたら、カレントページでの全てのオブジェクトのデータ及び状態を監視し始め、それにcMT診断器を通じてHMIを指定したページに切り替えさせることもできます。元々プログラムに使用されていないアドレスでも、別途独自の監視リストを作成でき、プログラムを修正する必要がありません。                                                            ...

BACnet Schedule

このたび、Weintekは新しい機能:BACnet Scheduleをリリースしました。この機能を使用すれば、ユーザーがcMTシリーズのHMIを使用する際に、視覚されたインタフェースで直接にBACnet装置内のScheduleオブジェクトの実行時刻及び書く込むパラメータを設定できます。HMIとBACnet装置が通信できたら、HMIでBACnet Schedule機能を利用して時刻とパラメータを設定した後、設定されたパラメータがBACnet装置のScheduleオブジェクトに書き込まれます。 BACnet Schedule機能の特長: Scheduleオブジェクトを視覚化したことで、BACnetに慣れないユーザーでも簡単に設定できます。 設定インタフェースが便利で、ユーザーは直接に一週間以内での異なる時間帯でScheduleに書き込むパラメータを設定できます。 BACnet Schedule機能の使用方法: BACnet装置でScheduleオブジェクトを新規追加した後、タグファイルをインポート、もしくは装置をスキャンする方法でタグ情報をEasyBuilder Proにインポートします。 EasyBuilder ProのBACnet Schedule機能をオープンし、設定したいScheduleオブジェクトを選択します。 プロジェクトをHMIにダウンロードし、各パラメータが対応する名前、値、データ型及び色を設定します: 各パラメータがBACnetに書き込む時刻を設定します。 設定できたら、パラメータがBACnet装置に書き込まれます。 (注意すべきなのは、ユーザーは事前にBACnet装置でScheduleオブジェクトによって書き込まれるパラメータがどのBACnetに対応するのかを設定する必要があります。)

cMT-CTRL01: IIoT PLC — インダストリー4.0に向けた完璧なソリューション

産業用モノのインターネット(IIoT)はインダストリー4.0において欠かせない一部です。インダストリー4.0の発展につれ、スマート製造はPLC市場に大きな影響をもたらしました。競争の激しい市場で存立するため、今後のPLCはパフォーマンスの向上を求められる以外、付加価値を高めるのに周辺機器への接続性も強化しなければなりません。このような市場動向に応じ、WeintekはCODESYSとIIoT Gatewayを完璧に結合し、IIoTコントローラ:cMT-CTRL01をリリースしました。 cMT-CTRL01に内蔵されたCODESYSプログラマブルロジックコントローラがIEC61131-3に準拠し、FBD/LD/IL/ST/SFC/CFCなどの言語でPLCプログラミングを実行できる以外、産業用モノのインターネット(IIoT)での標準プロトコル:OPC UAとMQTTをサポートし、装置内の情報をIIoTデータセンターにアップロードすることも可能です。また、オプションとしてライセンスでEasyAccess 2.0機能をアクティベートして使用すれば、遠隔地でCODESYSプロジェクトを更新でき、それに装置の稼動状態を監視可能で、メンテナンスコストを抑えられます。EasyAccess 2.0のプッシュ通知を使用すると、装置に異常が発生した場合、すぐに関係者に知らせることができ、装置の停止時間を削減します。 cMT-CTRL01のPLCシステムには演算能力が強大なCODESYSを内蔵した以外、需要に応じてcMT-CTRL01の右側にiRシリーズモジュールを拡張接続できます。 <例> cMT-CTRL01+iR-PU01-Pの応用例: iR-PU01-Pは高速パルスを出力でき、サーボモーター、ステッピングモーターを制御可能で、インクリメンタルエンコーダーからのパルスを受信できます。応用上の即時性を上げるため、iR-PU01-Pには4点のデジタル入力・出力点を内蔵しています。それにCODESYS及びモーションコントロール関数ライブラリに合わせて使用すると、cMT-CTRL01+iR-PU01-Pの組み合わせは、高統合性、操作簡易なモーションコントロールソリューションを提供し、梱包機械、計測システム、印刷機械、巻き取り、張力、搬送機械などの様々な産業に応用できます。 iR-PU01-Pが実行できるモーションは位置決め(Buffer Modeをサポート)、速度制御、Catpture機能、Jerk機能、原点復帰機能(37方式)、デジタルカムスイッチ(Digital Cam Switch、4デジタル出力点)、同期モーションコントロールがあります。同期モーション機能は、マスター軸(パルス入力)とスレーブ軸(パルス出力)の比率を指定することにより実現されます。手動パルス発生器(MPG)はその応用の一つです。 また、cMT-CTRL01はMODBUS TCP/IP Gateway機能を通じて300種類以上PLC、コントローラと通信可能のほか、IIoTでの標準プロトコル:OPC UAとMQTTもサポートすることで、周辺機器への接続性を強化します。 その上、cMT-CTRL01にはデータサンプリングとイベントログの機能を備え、履歴データをSDカードに保存でき、またはSQL Databaseに同期することも可能です。それにより、cMT-CTRL01を自動化制御のデータセンターとして使用できます。 cMT-CTRL01は世代をまたぐIIoT PLCで、ITとOTシステムを全面に統合します。産業用モノのインターネット仕組みにおいて、cMT-CTRL01は制御システムの中核を担うのに最適な選択です。

ファイル転送

従来では、作業現場で最新のユーザーマニュアル、写真、ビデオを取得したい場合、一旦事務室に戻り、PCでファイルを外部記憶装置(例えば:USBディスク)に保存してから、外部記憶装置をHMIに差し込んで表示させる必要があります。EasyBuilder Pro V6.03.02から、[ファイル転送]機能を新規追加しました。現場にいる作業員はHMIでFTPサーバー及びファイルパスを設定しておくと、ネットワークで所要するPDFファイル、写真などをHMIに転送できます。それに、FTPサーバー内のファイルを取得できるだけでなく、ファイルをサーバーに送信することも可能で、双方向転送を実現します。 現在、[ファイル転送]機能は複合ボタンにあります。使用する時、[アクション]で[ファイル転送]機能を選択すれば、もっと多くのパラメータを設定できます。 対応バージョン: cMTシリーズ機種+EasyBuilder Pro V6.03.02以降のバージョン。

cMT-CTRL: IIoT Controller

製品紹介 産業用モノのインターネット(IIoT)及びインダストリー4.0の発展につれ、自動化されたスマート工場への変身が求められている今時、WeintekはCODESYSとIIoT Gatewayを完璧に結合し、IIoTコントローラ:cMT-CTRL01をリリースしました。cMT-CTRL01にはCODESYSプログラマブルロジックコントローラを内蔵し、各種のiRモジュールに合わせて使用でき、それにIIoT Gatewayプロトコル変換機能、EasyAccess 2.0リモートアクセスサービスを有し、スマート化FAシステムの中核を担います。   製品特長 CODESYSベースの高性能PLCシステム CODESYSプログラマブルロジックコントローラはIEC61131-3に準拠し、FBD/LD/IL/ST/SFC/CFCなどの言語でPLCプログラミングを実行できます。cMT-CTRL01のPLCシステムにはパワフルなCODESYSを内蔵した以外、需要に応じてcMT-CTRL01の右側にiRシリーズモジュールを拡張接続できます。 IIoT Gateway内蔵 cMT-CTRL01に内蔵されたGatewayは産業用モノのインターネット(IIoT)での標準プロトコル:OPC UAとMQTTをサポートします。CODESYSの情報と接続しているPLC装置の情報をOPC UA或いはMQTTを通じてIIoTデータセンターにアップロードすることが可能です。 300種類以上のPLCドライバ対応 cMT-CTRL01は内蔵されたModbus TCP/IP Gateway機能で300種類以上のPLC装置を制御でき、各種の応用に適します。 EasyAccess 2.0内蔵 EasyAccess 2.0を内蔵し、遠隔地でCODESYSプロジェクトを更新することに用いられ、それに装置の稼動状態を監視でき、メンテナンスコストを抑えられます。EasyAccess 2.0のプッシュ通知を使用すれば、装置に異常が発生した時、第一時間で関係者に知らせることができ、装置の停止時間を削減します。 データサンプリングとイベントログ IIoT Gatewayにはデータサンプリングとイベントログの機能を備え、履歴データをSDカードに保存でき、またはSQL Databaseに同期することも可能です。 デュアルイーサネットポートの活用 2個のイーサネットポートを以下のように活用できます: 1. それぞれCODESYSシステム用、IIoT Gatewayシステム用に各1個のイーサネットポートを使用します。 2. 或いは、2個のイーサネットポートともIIoT Gateway用にします。1個をインターネット/上位システム接続用に、1個を工場内のイーサネット型PLC接続用にします。  ...

USBテザリング

インダストリー4.0において、HMIがインターネットの上で他の装置またはサーバーと通信し合うことが趨勢になっています。現在の誰もが常にスマートフォンを持ち歩いている時代では、スマートフォンでインターネットに繋ぐ機能が欠かせません。それに応じ、WeintekはAndroid®スマートフォンのUSBテザリング機能を通じ、実際のイーサネットケーブルを使用する必要がなく、簡単にHMIをインターネットに繋がせ、トラブルシューティングやパラメータ設定などを実行し、インターネットを活用できます。   応用例 EasyAccess 2.0のアクティベーション:HMIをアクティベート済みで現場に設置する場合、0のサーバーに通信させるためにまずHMIをインターネットに繋ぐ必要があるので、この場合、USBテザリング機能を使用すれば迅速に設定できます。 Eメールのバックアップ:現場では実際のインターネット装置を設置していないが、データサンプリングをバックアップし、またはアラームイベントをバックアップする必要がある場合、USBテザリング機能を通してEメールのバックアップをトリガーできます。   対応機種:iE/XE/eMT/mTV/cMTシリーズ。(iPシリーズは非対応機種) ソフトウェアバージョン:EasyBuilder Pro V5.03.0以降。(ダウンロード)   [チュートリアルビデオ]

iR-PU01-P: 単軸モーションコントロールモジュール

製品紹介 迅速に発展しつつあるFA業界の中で、モーションコントロールは重要な技術の一つで、各種の複雑な製品が溢れています。このたび、Weintekが大量な労力を注いで開発した、使用簡単で便利な単軸モーションコントロールモジュール:iR-PU01-Pをリリースしました。iR-PU01-Pは既存のiRシリーズ通信カプラと合わせてステッピングモーター/サーバーモーターへの遠隔制御を実行可能で、位置決め、梱包機械、計測システム、印刷機械、巻き取り、張力、搬送機械などの様々な産業に応用できます。 iR-PU01-Pのリリースとともに、CODESYS用モーションコントロール関数ブロックを提供しました。cMT HMI内のCODESYSでCANopenを通してiR-COP+iR-PU01-Pモジュールに接続すると、モーションコントロール関数ブロックで機器の動作を制御できます。モーションコントロール関数ブロックはPLCopen Motion ControlとCiA402の標準規格をベースにしたもので、容易に習得でき、勉強及びデザインにかかる手間が節約されます。   製品特長 フレキシブルにiR通信カプラと組み合わせて使用できる 異なるシステムデザイン需要に応じ、iR-PU01-P単軸モーションコントロールモジュールは各種のiR通信カプラと合わせて使用されることができます。各通信カプラには最大4個のiR-PU01-P単軸モーションコントロールモジュールをサポートできます。 便利なモーションコントロール関数ブロック PLCopen Motion ControlとCiA402規格に基づいてデザインされたモーションコントロール関数ブロックを使用すれば、モーションコントロールのコマンドを下すことが容易で、他のモジュールと統合してもっと複雑な応用に使用されることもできます。 高速パルス出力 2MHz高速パルス出力は、サーバーモーター或いはステップモーターと接続可能です。 出力モードは正/逆方向パルス、パルス+方向、パルス差動出力があります。動作速度はS-Curveモデルを使用し、起動速度を指定できます。 三相差動入力 A/B/Z三相差動入力(2MHz)はエンコーダーまたはMPG手動パルス発生器に接続できます。 デジタルI/O接点 モジュールには高速デジタルI/O接点があり、I/Oの即時性が求められる応用に対応できます。デジタル入力はセンサーに合わせて極限値と原点の検出に用いられ、出力はPWMに設定され、またはデジタルカムスイッチに使用されることができます。   製品仕様   注:CANopen®, CiA®は、商標所有者が諸国における登録商標です。 CODESYS® is a trademark of 3S-Smart Software Solutions...

Siemens S7-1200/S7-1500タグベース通信技術

現在、市場でのHMIがSiemens S7-1200/S7-1500 PLCに接続するには伝統的なアドレス通信方式でプレーンテキスト転送を使用するのがほとんどで、通信速度が遅く、アドレスの可読性も低いです。それと比べて、Weintek HMIが最新のPLCプログラミングソフトウェア(TIA Portal)で使用されているタグベース通信技術を使用し、通信品質、速度、データセキュリティなどが顕著に上げられ、PLCメモリの保存領域の利用を最大化し、HMI及びPLC全体のパフォーマンスが大幅に向上します。 新しくリリースされたSiemens S7-1200/S7-1500 (Symbolic Addressing)ドライバはタグベース通信技術を使用し、4大特長:[導入容易]、[速度向上]、[高度統合]、[シームレスグレードアップ]があります。これらの特長により、Weintek HMIをS7-1200/ S7-1500シリーズPLCへの統合を容易で迅速に実現し、システム全体の稼動効率を最大限に発揮させます。 導入容易 PLCを接続し、または直接にTIA Portalプロジェクトをインポートすれば、PLCタグを取得でき、迅速で簡単にHMIとPLCを統合できます。 速度向上 通信効率が最適化され、一回で読み取れるデータ量が従来の50倍を上回ります。 高度統合 基本数値(ブーリアン、整数、浮動小数点数)、一次元/多次元配列、構造をサポートするほか、Time、Date、Counter、Timerなどの特殊なデータ型もサポートし、より広範な応用を提供します。 シームレスグレードアップ 本来のSiemens S7-1200/S7-1500 (Absolute Addressing)ドライバを使用しているユーザーに自動マッピング機能を提供します。旧プロジェクトにドライバを切り替える際に、全てのオブジェクトとマクロが自動的に新しいアドレスにマッピングされ、煩雑な設定が不要です。   対応機種:XE/eMT/cMTシリーズプログラマブル表示器(HMI)及び通信ゲートウェイ(Gateway)製品 ソフトウェアバージョン: EasyBuilder Pro V6.03.01以降 (Siemens S7-1200/S7-1500 (Symbolic Addressingドライバを選択してください)。(ダウンロード)