Weintek Forum Blog

iR-ETNのEtherNet/IP対応

IIoT市場の成長に伴い、IIoT向けプロトコルへのサポートは工業制御製品に欠かせない一部となっております。現在数多くのIIoT向けプロトコルの中では、EtherNet/IPがリードしています。それに応じて、WeintekのリモートIOモジュールiR-ETNは、EtherNet/IPプロトコルへの対応を新規追加しました。これで市場上でのEtherNet/IPへのリモートIOの需要に応えられます。 EtherNet/IP通信モード EtherNet/IPの通信方式は2種類に分けられ、異なるタイプの需要に応えられます。 iR-ETNは2個以上のEtherNet/IP、2モードをサポートするだけでなく、本来のModbus-TCPプロトコルへの対応も保ちます。下図をご参照ください: デュアルEthernetポート(Dual port) iR-ETNには2個のEthernetポートがあり、スターネットワークトポロジー以外、複数のiR-ETNを接続しEtherNet/IP線形ネットワークトポロジーが構成でき、スイッチングハブをインストール必要もなく、最大の費用対効果を提供します。 EasyRemote IO – EDS Builder EtherNet/IP対応の装置は全部、標準化の装置記述ファイル(EDS)を提供することが必要で、iR-ETNはEasyRemote IOソフトで”EtherNet/IP EDSを出力する”を実行すれば、目前のモジュール配置に基づき自動的に対応のEDSファイルを生成します。そしてEtherNet/IP ScannerがEDSファイルをインポートすれば、簡易で迅速にネットワークの配置を完了することができます。 バージョン情報 既存のiR-ETNユーザーはソフトウェアとファームウェアバージョンを下記バージョンにグレードアップすれば、iR-ETNはModbus TCPとEtherNet/IPをサポートするようになります。   対応製品バージョン:iR-ETN V1.0.3.0 ソフトウェアバージョン:EasyRemoteIO V1.3.2.0以上

EtherCAT ソリューション

EtherCAT(Ethernet for Control Automation Technology)はEthernetで構築され、高性能、高即時性の産業現場バス技術です。近頃、市場でのEtherCATのニーズが増えていくことに応じ、WeitenkのCODESYS機能内蔵製品はEtherCATバス通信技術をサポートし、EtherCATのマスターとして用いられ、I/Oスレーブとして使用されるiR-ECATモジュールと合わせ、完全なEtherCATソリューションを提供します。 cMT装置をEtherCATマスターとして使用する cMT-CTRL01(CODESYS内蔵)、及びCODESYSアクティベート済みのcMT XシリーズHMIは、ファームウェアを更新し、CODESYSを通じて設定すれば、既存のEthernetポートをEtherCATマスターとして使用することができます。 CODESYSで自動的にEtherCATスレーブをスキャンする CODESYSはEtherCAT自動スキャン機能を提供し、EtherCATバスに接続されている全てのスレーブをスキャンし、そして自動的にI/Oを配置できるので、効率的で便利です。 Weintekモーションコントロール機能ブロック対応 WeintekはCODESYSで使用可能なPLCopen標準準拠のモーションコントロール機能ブロック(Motion Control Function Block)を提供します。これらの機能ブロックを使用すれば、簡単に原点復帰(MC_Home)、位置制御MC_MoveAbsolute及びMC_MoveRelative)、回転速度制御(MC_MoveVelocity)などのモーションコントロールを実行可能です。 対応製品及ソフトウェアバージョン 現行ユーザーは、下記の対応製品をお持ちしている場合、ソフトウェアとファームウェアバージョンを下記バージョンにアップグレードすれば、EtherCAT機能を使用可能です。 *対応製品: – cMT-CTRL01及びCODESYS機能アクティベート済みのcMT XシリーズHMI *ソフトウェアバージョン: CODESYS firmware 20200401.394とWeintek_CODESYS_and_RemoteIO_1.0.0.255.package以降

タッチジェスチャー

スマホをスワイプするような操作感で、産業用装置であるHMIに面白みを加える 新製品cMT XシリーズHMIはタッチジェスチャー機能をサポートしました。ユーザーはスワイプ、ピッチなどのジェスチャーを通じ、ボタンを押す必要がなく、直接にHMIで事前にデザインした動作をトリガーでき、より便利で直感的な操作方法を提供します。 より明白で簡潔なUIデザインスタイルを提供する 従来のHMIのUI開発では、左下図のように時間をかけてボタンの外見設計、配列などに工夫を入れなければなりません。右下図は、タッチジェスチャーで伝統的なボタンの機能を代替したデザインです。ボタンを設定するのにかかる時間が省けた以外、画面も簡潔になり、直感的で便利な操作が得られます。 フレキシブルなジェスチャー設定機能 ジェスチャーの有効範囲を指定可能 ユーザーはページごとに専属のジェスチャーを設定でき、全ページでも共通するジェスチャーを設定することも可能です。      2. 多種類のジェスチャーをサポート 1本指・数本指でスワイプ、数本指でクリック、数本指で長押し、5本指でピッチなどのジェスチャーをサポートします。 ジェスチャーで動作をトリガー タッチジェスチャーでトリガーできる機能が多く、ウインドウの切り替え、ビット設定、ワード設定、マクロの実行、ウインドウのポップアップ、キーボード入力、スクリーンのハードコピーを取るなどが含まれ、一回のジェスチャーで連続に複数の動作をトリガーできます。 タッチジェスチャー機能は今までのHMIで体験できない操作体験を提供する一方、HMIのUIデザインにもっと多くの斬新なアイデアを与えるので、是非手にとってその良さを実感してみてください。 WeintekはEasyBuilder Pro V6.04.01にタッチジェスチャー機能を新規追加しました。 本機能はcMT3152X / cMT3161X / cMT3162Xにサポートされています。

cMT XシリーズHMI – cMT3161X

cMT3162Xが発売されて以来、多くのユーザーから好評を得ています。そこで、違った応用での要求に応えられるように、WeintekはcMT3162Xを基にし、cMT3162Xの核心的な特長を保ちながら、新商品:cMT3161Xをリリースしました。位置付けの異なったcMT3161Xは、より多くの応用での利用が期待できます。 cMT3161XはcMT3162Xと同じく、現行HMIの中で最もハイスペックのプロセッサを搭載し、厳しい性能要求にも満たされます。パワフルな演算処理能力により、高速で流暢な操作感を提供し、レスポンスへの要望をお応えします。豊富なハード・ソフトウェア機能と速度の優位性に基づき、cMT3161Xは各種の応用に適し、システム統合の主役を担います。 絶賛されたcMT3162Xの特長は、cMT3161Xにも保有されています: ソフトウェアバージョン: EasyBuilder Pro 6.04.01以降

cMT3072X / cMT3072XH – 高速、高価値 7″ HMI 新発売

cMT3072X/cMT3072XH製品紹介 コンパクトで価格が手頃な7”HMIは従来より市場での人気商品で、各種の産業で活用されています。より優れた操作体験をユーザーに提供し、各種IIoT機能を統合し、スマート工場の構築に加速させるため、Weintekは最新のcMT Xシリーズ7”HMI:cMT3072X及びcMT3072XH(以下はcMT3072X(H)と称す)をリリースしました。 cMT3072X(H)HMIは製品初でグアッドコア64-bitのCortex A35プロセッサを採用し、デュアルコア32-bit CPU搭載のcMT3071(2)と比べると、演算・表示効能が20%以上に向上し、より優れた操作体験を提供します。 cMT3072XHはcMT3072Xと比べ、高品質IPSスクリーンを使用し、もっと高い解像度及びより優れた表示品質を提供します。そのほか、cMT3072XHはMPI通信インターフェースも提供しますので、応用分野を広めていきます。 cMT3072X(H)のスクリーン解像度及びパネルカット寸法は他の7”シリーズ機種と同じなので、旧7”機種が使用した既存のプロジェクトで他の変更をする必要がなく、ただモデルの選択を変更するだけでcMT3072X(H)で使用されることが可能で、迅速にグレードアップできます。 cMT3072X(H)は完全な周辺機器への接続能力を備えています:RS232、RS485、CAN Busシリアルポート、Ethernetポート×2個を装備し、大容量の4GB Flashメモリも有し、USBディスクの外部接続にも対応しています。さらに、完備なIIoT機能も提供しています:OPC UAサーバー機能を内蔵し、同時にMQTTクラウドサービス及びSQLデータベースサーバーへの接続能力も有します。パワフルなハードウェア、豊富なソフトウェア機能、及び手頃な価格により、cMT3072X(H)HMIが各方面でも競争力があり、再度に7”HMIの新しいデファクトスタンダードになれるように目指します。 ソフトウェアバージョン: EasyBuilder Pro V6.04.02以降

cMT-FHDX – 各サイズスクリーンと自由に組み合わせ可能なHMI

製品紹介 cMT Xシリーズが提供する迅速な操作速度及び斬新な機能が、多くのお客様に好評を得ています。このたび、お客様の要望に応じ、cMT XシリーズのHDMI映像出力機種:cMT-FHDXを新しくリリースしました。 cMT-FHDXの画面表示はHDMIで出力され、最大1920 x 1080 (FHD)の高解像度映像を出力可能です。これにより、従来のようにHMIのスクリーンサイズに限られることがなくなりました。自由にスクリーンサイズを選択することができる以外、cMT-FHDXはカスタム解像度をサポートし、市販の各種仕様のスクリーンの解像度に互換性があり、特殊比率のスクリーン、例えば横長のスクリーンにも対応可能なので、一般的な市販のスクリーンサイズに限られることがありません。 大画面出力は特にアンドン(andon)システムなどの大画面での表示が必要とする現場に最適です。これでHMIで製造ラインの装置状態及び品質管理データを収集し、それをリアルタイムに作業員に監視させるよう、現場に設置してある大型スクリーンで表示することができます。 cMT-FHDXは前代機種に比べると、計算速度が大幅に向上し、またWeb体験を最適化し、斬新な監視モードWebViewを追加しました。 cMT-FHDXの機体は手のひらサイズであり、現場での任意の片隅に取り付けられることができます。RS232、RS485 2W、RS485 4Wシリアルポート、2個のEthernetポート、USBポート、大容量4GBフラッシュメモリを装備し、300種類以上のPLCドライバ及びIIoT通信プロトコル: MQTT、OPC UA、SQLデーターベースをサポートするので、ユーザーのニーズに応えられます。 ソフトウェアバージョン: EasyBuilder Pro V6.04.01以降

WebView HMI遠隔監視の新しい選択肢

HMIを監視するには、Weintek独自の監視ソフトウェアcMT Viewerを使用するか、或いはVNC Viewerを使用する以外、現在、新しい選択肢 – WebViewが選べます。スマートフォン、タブレット、ノートパソコン上のウェブブラウザでWebViewを使用でき、ダウンロード、インストールとも不要で、リアルタイムにHMI画面を監視します。 WebViewの起動はとても簡単です。HMIの設定ウェブページでWebViewボタンをクリックすれば、すぐHMI画面に切り替えられ、そのまま操作できます。 設定ページをスキップしたい場合、WebView自動起動機能を設定することにより、ウェブブラウザでHMIに接続した際に、自動的にHMI画面に切り替えさせることができます。 一方、モバイルデバイスでの使用において、WebViewは片手モードをサポートし、片手で画面をドラッグでき、モバイルデバイスでの操作性を上げます。また、WebViewは各主流なブラウザを最適化し、最良な互換性とユーザビリティを確保します。 ユーザーが製造現場にいなくても、ただスマートフォンでEasyAccess 2.0を起動し、そして内蔵されたブラウザをオープンすれば、HMI画面がすぐ目の前に表示されます。WebViewに通じて、どこでも、いつでも実行可能なリアルタイム監視の利便性をさらにアップします。 対応機種:cMT Xシリーズ

Facebook、Line及びWeChatでEasyAccess 2.0プッシュ通知を使用する

EasyAccess 2.0はWeintekのリモートアクセスサービスで、その機能の一つがモバイル端末のEasyAccess 2.0アプリを通じでプッシュ通知を発信することです。EasyAccess 2.0アプリを使用すれば、HMIのアラーム/イベントがトリガーされた時、ユーザーが現場に居ない場合でも、モバイル端末で通知を受信することができます。現在、ユーザーはEasyAccess 2.0のアプリをインストールしなくても、直接にインスタントメッセンジャー及びソーシャルメディア:Facebook、LineおよびWeChatでプッシュ通知を受信できるようになりました。 現在サポートするインスタントメッセンジャー及びソーシャルメディア: Facebook Messenger Line WeChat EasyBuilder Proを通じて、EasyAccess 2.0のアクティベートされたHMIで2Dバーコードオブジェクトを生成し、QRコードをスキャンすれば、使用したいプッシュ通知を選択できます。 Facebook: Line: Wechat:

マクロデバッグツール

マクロ機能はパワフルで柔軟性があり、より複雑な応用に使用された論理演算及びデータ処理は、マクロによって実現でき、内蔵された機能の足りない部分を補います。マクロを書くには特に難しいわけが無く、マクロは固定したシンタックスがあり、それにコンパイラーを使用してシンタックスの正確さを確認できます。各種の関数の使用方法も、説明文書に明記されています。しかし、多くのプログラミングと同じように、マクロを書く際に最も手間がかかる部分は、実行結果に予想が外れた場合に使われるデバッグです。マクロをデバッグするには、単に実行結果、またはソースコードだけを見れば問題点をつかむわけではありませんので、かなり時間がかかります。 cMT診断器に新規追加したマクロデバッグツールは、迅速にマクロに存在する問題を探し出すことに役立ち、プロジェクトの作成時間を短縮します。 マクロデバッグツールの使用方法は簡単で、マクロを編集してコンパイルした後、シミュレーションを実行すれば、cMT診断器でマクロデバッグツールを使用してデバッグできます。 ユーザーはマクロデバッグツールの画面でソースコードの中に数個の一時中断箇所、及び監視したい変数を設定可能です。デバッグを実行する際に、マクロは逐次に各中断箇所で一時停止するので、それでマクロ実行時、カレントの指定した変数及びその実行結果を観察し、或いは逐次実行でプログラムの分岐及び関数の実行が正しいかどうかを観察できます。これらの方法でマクロの実行が予想に合致するかを確認でき、デバッグして迅速に問題を解決し、仕事の効率を上げます。 マクロデバッグツールも実行中のHMIに使用されることができます。cMT診断器でHMIに接続し、そしてマクロのコードをインポートしたら、HMI内のマクロにデバッグできます。 従来のデバッグ方法ですとただシミュレート結果に基づいてプログラムのエラー原因を予想し、何回もソースコードを修正するしかできません。それに、修正ごとに改めてコンパイル、もしくはHMIにダウンロードしてテストする必要があり、時間がかかるだけでなく、必ず問題が解決できるとも言えません。よりまして、マクロデバッグツールはユーザーのマクロ編集を簡素化でき、HMIのプログラム開発に費やす時間を節約します。 対応機種:cMTシリーズ ソフトウェアバージョン:EasyBuilder Pro V6.04.01以降

斬新なグレードアップ版cMT XシリーズHMI – cMT3092X / cMT3152X / cMT3162X

製品紹介 今時のHMIは、工場内で全方位のタスクを担い、様々な機能:データ表示、装置制御、データ保存、PLC通信、プロトコル変換、画像表示、アラーム通知、映像・音声の再生、IIoTへの接続・統合…などがあり、これらの機能は現在、市場でハイスペックHMIへの基本要件となりました。このようなマルチタスクは、HMIの演算処理にかなり大きな負荷をかけてしまいます。一方、現代人は既にスマホやタブレットなどの端末を使い慣れているので、HMIの操作感及び速度に対しては従来と比べてより求め・重視しています。これにより、Weintekはこのたび、もっとパワフルなcMT XシリーズHMI: cMT3092X / cMT3152X / cMT3162Xをリリースしました。cMT Xシリーズは、現行HMIの中で最もハイスペックのプロセッサを搭載し、最強の演算処理能力で高速で流暢な操作感を提供し、ユーザーが操作速度への要望をお応えします。 斬新なcMT Xシリーズは全面的にパフォーマンスを加速させ、A17クアッドコアCPUを搭載し、前代のcMT3090 / cMT3151と比べると、全体の効率は4倍以上も上回っています*。そのうえ、高性能な専用3D画像処理プロセッサを有するので、画像の処理効率は前代機種の12倍以上も高くなっています*。cMT HMI + CODESYSコントローラソリューションを導入しているユーザーの場合、cMT Xシリーズを使用すれば、プロセッサの強大な演算能力に恵まれたため、CODESYSを有効にした後でも、HMIの操作速度はほとんど影響されません。 cMT Xシリーズは完備な外部接続性を有し、2個のEthernetポート、RS232、RS485 2W/4W、CAN Bus通信ポート、USB Host、モノラルスピーカーを装備し、忠実にcMTシリーズの機能と革新的なソフトウェア構造、PLC装置との幅広い通信能力、IIoT統合機能、及びEasyAccess 2.0遠隔接続、パススルー機能を保有しています。豊富な機能性以外、cMT Xシリーズの外見は簡潔な漆黒にシルバーのフレームを加え、洗練されたデザイン及び上品さを演出します。cMT3162Xのスクリーンはオプティカルボンディング技術を使用し、機体を大幅に薄型軽量化し、高透過率、高解像度の視覚体験を提供いたします。 cMT Xシリーズのリリースに伴い、下記の最新の機能もリリースされ、斬新な操作感を体感できます。 cMT Xシリーズは豊富なハード・ソフトウェア機能と速度の優位性に基づき、各種の応用に適し、システム統合の主役を担います。 ソフトウェアバージョン:EasyBuilder Pro V6.04.01以降 *CPUデータはDMIPS性能データによります。画像プロセッサデータはGFLOPS性能データによります。